株を始める時は何も分からないけど、自分は大丈夫!、、、と思って始める方は多いと思います。
しかし株にもルールや相場の流れがあり頭に入れて置いた方が良いものを書いていきたいと思います。
全体的な相場の流れを掴む
相場には4つのサイクルがあります!セクターローテーションと言われていますね。
- 金融相場
- 業績相場
- 逆金融相場
- 逆業績相場
上から順にサイクルしていて、現在は業績相場から逆金融相場に入れ替わろうとしている所です。(2022/2)
簡単に説明していきますが各相場により強いセクター(業種、テーマ)が変わってきます。
金融相場
簡単に言えば株価上昇しやすい相場のこと。
金融緩和政策を行い、国債買い入れにより低金利になり世の中にお金が出回り株価上昇しやすい相場になります。
株価は金利とシーソーの様な関係にあり金利が下がると株価は上がり、金利が上がると下がりやすくなるので低金利は株価が上昇しやすいです。
強いセクターは情報技術、不動産、一般消費材この辺りの株が特に強い。
アメリカの有名な『GAFAM』、Google、Amazon、Facebook(meta)、Apple、Microsoftのビックテック5社の株価は2020年以降急上昇しました。
業績相場
金融緩和政策から景気回復により企業の業績など良くなる相場です。
設備投資や融資などにより社会全体的にお金が行き渡りはじめ低迷していた企業の株価も上昇してきます。
業績相場も株価上昇しやすい相場です。
強いセクターは景気敏感株。鉄鋼株、化学株、など素材セクターや、工業系のセクターも強い。
業績相場だけに企業の業績をしっかりみて良い決算など出している株を狙って行けると良いですね!
逆金融相場
名前の通り、金融相場の逆になります。
景気が良くなり過ぎるとインフレ(物価上昇)傾向になり良くない事もあるので、金融緩和政策を打ち切り調整を図ります。
そして金利が上昇するので株価は下落していきやすい状況になります。
強いセクターはエネルギー、金などのコモディティ系。企業では財務が安定している所が買われやすい。
逆業績相場
金融引き締め、金利の上昇に伴い景気後退になる相場のこと。
金利を引き上げ、金融緩和で出回ったお金を縮小させます。
強いセクターはディフェンシブセクターと言われているもの。医薬品や、生活必需品などの企業が買われやすい。
まとめ
このセクターローテーションを知っておくだけでも全体的な相場の流れに乗れるかと思います。
現在のアメリカの株価市場は金融引き締めを行うと宣言されている時期で、GAFAMなどのハイテク企業が下がって安くなってる!と思い買ったりすると痛い目に、、、
長期で見たらサイクルにより上昇するとは思いますが初心者ほど短期で見て下がっている事が精神的に辛く、不必要な売買をしてマイナスになっていく事もよくあると思います。
私も2020年から全く知らずに初めてハイテク株を買っていましたが、『なかなか上がらないなー』と思って売ってしまい半年した後みたら倍になっていた、、、事もありました。
経験では投資のスタイルによって短期、中期、長期の目線どれでやって行くかを見極めた方が良いと思います。
どれもメリット、デメリットあるので自分に合ったスタイルを見つけて行くのも必要ですよ(^^♪